古文書と書道な日々
古文書や書道で出会う日々の感動や疑問などを徒然なるままに。
カテゴリー「古文書」の記事一覧
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- 2025/03/10 (Mon) |
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「云」という漢字
云
云うで「いう」
云々(うんぬん)のうん
ここに
などと読む。
意味は、「曰く」に近いらしい。
云という漢字は、
雲
や
伝
につかわれている。
雲とは、雨になるということを云う(教える、伝える)もの、
伝とは、人が云っていることを教えること、
と、独自に解釈してみた。
ただ、伝という字は、もともと、「傳」であり、「伝」の字形は草書から来たもののように思う。
日本でも明治時代くらいまでは傳であったと思われる(未確認だが。少なくとも江戸時代は傳のみを古文書に見る)
が、雲は雲以外の字形はみたことがない。
そして結局、雲と伝は云という字を使っていたとしても同じ解釈をすることはできないのではという結論に達した。
大漢和も調べずにこのような見解を述べるのは浅学ぶりを晒すようだが、なんだかんだ雑事に追われてブログ更新もままならなずに放置してしまった経緯から、このような薄い記事を上げることにしました。
云うで「いう」
云々(うんぬん)のうん
ここに
などと読む。
意味は、「曰く」に近いらしい。
云という漢字は、
雲
や
伝
につかわれている。
雲とは、雨になるということを云う(教える、伝える)もの、
伝とは、人が云っていることを教えること、
と、独自に解釈してみた。
ただ、伝という字は、もともと、「傳」であり、「伝」の字形は草書から来たもののように思う。
日本でも明治時代くらいまでは傳であったと思われる(未確認だが。少なくとも江戸時代は傳のみを古文書に見る)
が、雲は雲以外の字形はみたことがない。
そして結局、雲と伝は云という字を使っていたとしても同じ解釈をすることはできないのではという結論に達した。
大漢和も調べずにこのような見解を述べるのは浅学ぶりを晒すようだが、なんだかんだ雑事に追われてブログ更新もままならなずに放置してしまった経緯から、このような薄い記事を上げることにしました。
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書道をやれば古文書を読めるか
古文書読解のため、書(道)家(書道家という言い方は本来は存在しない)、に読解を頼む方がいるようであるが、それは認識違いである。
書家になるための勉強に、古文書読解のそれはない。
強いていうなら、行書、草書に若干強いということだけである。
書家は、字の形をひたすら勉強する。
書いている内容については考える機会は少ないため、書いてある内容の研究はしない。
それが、現代の書家の立場ではないだろうか。
古文書、特に候文は、独特の言い回しや表記が多い。
たとえば「ば(は)かり」は計のくずし字の「斗」と書く。この字は、書家必携の五體字類の字とはかなり異なっている。
候も「、」になったり、にては「ニ而」になったりする。
書家になる場合は、古典の法帖を勉強するのだが、それは古代中国語か、日本人の書いたものでも中国語に近いもので、候分とはかなり違っている。
であるから、「古文書が読めないから近所のお習字の先生に読んでもらおう」、と考えても、先生方を困らせるだけである。
もちろん、書道の法帖にあるような、古代の古文書を読みたい、または、仮名で書かれた作品を読みたい、という場合は書家がいいかもしれない。
知識がある方なら、ある程度読めるかもしれない。
古文書、特に候文に出てくるいわゆる変体仮名と、書道の仮名作品に出てくる仮名は、主に使っているものが違う。
これは、感覚的なもので恐縮だが、候文の仮名と、万葉仮名の間が、書道仮名作品の仮名、という感じがする。時代的の流れも、同様なので、時代によって使われる仮名が違うのだろう。
というわけで、いわゆる旧家に眠っているような近世の古文書は、史学科を卒業した方が近くにいたら、そういう方に問い合わせた方が、正しい回答をもらえるのである。
さらに言えば、大学や古文書研究会等で長年研究されている方が一番読めるのである。
書家になるための勉強に、古文書読解のそれはない。
強いていうなら、行書、草書に若干強いということだけである。
書家は、字の形をひたすら勉強する。
書いている内容については考える機会は少ないため、書いてある内容の研究はしない。
それが、現代の書家の立場ではないだろうか。
古文書、特に候文は、独特の言い回しや表記が多い。
たとえば「ば(は)かり」は計のくずし字の「斗」と書く。この字は、書家必携の五體字類の字とはかなり異なっている。
候も「、」になったり、にては「ニ而」になったりする。
書家になる場合は、古典の法帖を勉強するのだが、それは古代中国語か、日本人の書いたものでも中国語に近いもので、候分とはかなり違っている。
であるから、「古文書が読めないから近所のお習字の先生に読んでもらおう」、と考えても、先生方を困らせるだけである。
もちろん、書道の法帖にあるような、古代の古文書を読みたい、または、仮名で書かれた作品を読みたい、という場合は書家がいいかもしれない。
知識がある方なら、ある程度読めるかもしれない。
古文書、特に候文に出てくるいわゆる変体仮名と、書道の仮名作品に出てくる仮名は、主に使っているものが違う。
これは、感覚的なもので恐縮だが、候文の仮名と、万葉仮名の間が、書道仮名作品の仮名、という感じがする。時代的の流れも、同様なので、時代によって使われる仮名が違うのだろう。
というわけで、いわゆる旧家に眠っているような近世の古文書は、史学科を卒業した方が近くにいたら、そういう方に問い合わせた方が、正しい回答をもらえるのである。
さらに言えば、大学や古文書研究会等で長年研究されている方が一番読めるのである。
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絹
糸偏にムと月で絹。糸偏にヒと日でも絹。
草書では、ヒが上のような形になることがあるの。
まだ未見ですが、楷書で糸偏に上と日でも絹の意になると思われます。
ただし、楷書の糸偏に上と日の形はくずし字用例辞典には存在しない。
実際は誤字になるかもしれません。
草書では、ヒが上のような形になることがあるの。
まだ未見ですが、楷書で糸偏に上と日でも絹の意になると思われます。
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昼と画
昼と画、今使われている文字は全く別の字ですが、
旧字体で書くと
晝畫
日か田かの違いだけで、とても似ている字になります。
そのため古文書に出てくる字(草書)も似ている。
昼と同じような形の画も存在します。
旧字体で書くと
晝畫
日か田かの違いだけで、とても似ている字になります。
そのため古文書に出てくる字(草書)も似ている。
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古文書にホ
古文書にホとあったら「等」でほぼ間違いなし。
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